アップデートの歴史
おかげさまで、今年の10月14日(月)で2周年を迎えるWizardry Online。
その2年間の歩みをちょっとした読み物としてお届けいたします。最近始めた方も、昔からの方も楽しんで頂ければ幸いです。

アップデートの歴史 第1弾

■ 負荷テスト〜クローズドβ〜オープンβまで

2011年に正式サービスを開始したWizardry Onlineですが、その事前にもいくつかのテストを行っていました。

最初にお披露目することとなったのは、2011年の5月の2日間にかけて行った
「負荷テスト」で、こちらはその名の通り、多人数収容時のサーバ負荷と、
同時に多くのキャラクターやエフェクトを表示した際のクライアント負荷のテストを目的としたテストでした。

使用可能な機能が限定されており、選べるキャラクターは「ヒューマン男のみ」、職業も「ファイターのみ」で、
テスト内容も「一か所に集まって特定の行動を行う」といったものだったため、
画面を大量のヒューマン男が埋めつくすこととなり、それはそれはカオスなテストとあいなりました。
後に男祭りと呼ばれる。フンフンッ! 今のファイターにはこんなスキルはない。
そこから約1カ月を経て、「第一次先遣隊」と呼ばれるクローズドベータテストを行いました。
※オンラインゲームに慣れ親しんでいる方にとっては当たり前の用語かもしれませんが、
「クローズド」というのが「予め参加者の募集や選定が行われるので、テスト期間中に気づいても参加できません」という意味で、
対義語として「オープン」があり、こちらは「テスト期間中も誰でも新規参加可能」という意味ですが、
最近はクローズドベータテストと銘打っていても誰でも参加可能な場合もあり、「正式サービスにデータが引き継がれない」
くらいのイメージで覚えておいたほうが無難かもしれません。

「ベータ」というのが要約すると「正式版ではありませんのでかなり不具合とか要調整点が多いかもしれません」という意味です。
類義語に「アルファ」というのがありますが、こちらは「下手をするとまともに動かないかもしれません」という意味となります。


第一次先遣隊は「機能テスト」2日間と「バランステスト」2日間に分かれて計4日間の行われ、
この時に頂いた大変多くのご意見や発覚した不具合等は今後の開発に大きく生かされました。
エルフ女が使用可能に!ペイッ! この頃のダンジョンは無法地帯。PKは犯罪ならず。
この第一次先遣隊の反応をうけて主に操作性や戦闘バランス、犯罪周りの仕様に調整を加え、
7月2日より「第二回バランステスト」を行いましたが、まだまだ納得のゆくクォリティとは行かず、次回のテストまで少しお時間を頂くことになりました。
ポークル登場!あざとカワイイ! マイクローク有料ナリ。
調整に調整を重ね、およそ2カ月後の9月16日、「ファイナルクローズドベータテスト」
という何やら必殺技の如く長い名前のテストを実施しました。

この名称に関して、さらにテストが必要になったらどうするつもりなんだと当時のリーダーに聞いた所、
「そのときはファイナルクローズドベータテスト2実施かな。ファイナルって付いていても14くらいまで続いてるやつとかあるし大丈夫!」
といった感じの答えが返ってきたのが思い出深いです。
ファイナルクローズドベータテストでは非常に多くの項目が調整されましたが、特に大きく変わった点と言えばやはり「サブターゲット」システムの実装でしょうか。
今では考えられないかもしれませんが、昔はスキルの対象指定を全てメインターゲットでまかなっていたため、敵にヒールをかけるといった事故が多発していたのです。 そしてダンジョンは「黄龍の神殿跡」までが解放され、種族に関しては「ヒューマン女」「エルフ男」のみが使用可能という一風変わった仕様になっていました。

このファイナルクローズドベータテストを経て、いよいよオープンベータテストへと歩んでいくことになります。

回れるのが特権 フレイムアローがビートルに当たらない。
いよいよ10月7日よりオープンベータテスト開始・・・!となるわけですが、その直前の10月4日、ある企画がスタートしていました。
そう、剛力ヒゲ夫の「うぃずやらねぇか?」です。
これは広報担当がTwitterやFaceBookを利用して『Wizardry Online』の宣伝を行い、盛り上げていくという、ある意味で現冒険者ギルド職員Twitterアカウント(@wizon_staff)の前身とも言える物でしたが、 なにぶん広報担当のためイマイチゲームに詳しくなかったりしまして、紆余曲折を経てロストすることになります。

※後年、彼の功績を称えてゲーム内のクォパティ寺院の庭にお墓が建ちました。

剛力ヒゲ夫 剛力ヒゲ夫、永遠に…
そうこうするうちに10月7日より「オープンβテスト」が開始されます。
オープンβテストは、正式サービスにデータが引き継がれる想定のテストで、バランスの最終調整や安定稼働の見極めを目的としたものとなります。
前回のテストから様々な調整が入った他、「チコル城址」ダンジョンが追加され、種族としてはノームが使用可能になりました。
オープンβテスト参加者限定アクセサリなんてものもありまして、今も大事に取っておいてくださっている方も多いかと思います。
長かったわぁ・・・ 動き出せねぇ
オープンβテスト開始当初は「メリィ・ウェザー」(現リラローザの半分)と「ナイトカイト」(現シュナトの半分)の2ワールドが稼働していましたが、
予想以上の盛況のため、10月9日、急遽「バロウバロウ」(現リラローザのもう半分)ワールドをオープンすることとなりました。
それでもなお発生した接続人数過多によるサーバー動作の不安定への対応等を行いつつ、正式サービスを迎える準備のため、オープンβテストは10月12日で一旦終了となります。



■ ついに正式サービス開始!

記念すべき2011年10月14日(金)、ついに『Wizardry Online』正式サービスが開始されました。
正式サービス開始後もなお多くのお客様にご参加頂き、既存の3ワールドが満員になってしまったため、
翌日の10月15日には、第4のワールド「リーディンスルー」(現在のシュナトのもう半分)がオープンしました。

そして人数過多のためいまひとつ安定しないサーバと戦いながらも、翌週の10月18日には「アリア川貯水窟」ダンジョンを実装しました。

アリア川貯水窟では、扉がぬるぬるしてつかめなくなるという問題が発生して頭を悩ませられましたが、
なんと宝箱の解錠が関係しているというものでした。
扉がつかめないだなんて… プリーストには強敵
同週の10月22日に行われた、巨大なトリックアートやエルフ耳のコンパニオンさん等が登場するベルサール秋葉原での
オフラインイベントもなかなか盛況で、多くのお客様にお越し頂けました。

巨大グレーターとコンパニオンのお姉さんたち コンパニオン?
そして「Mr.パンプキンの精霊祭」を経て、11月8日には「忘却の寺院」ダンジョンが実装されました。
忘却の寺院では特定手順で死体ワープを行うと閉鎖空間にある守護者像に飛ぶという問題が発生してしまい、
救出のためギルド職員総出で手動で帰還ポールの設置を行ったりしていました。
あの時に閉じ込められてしまった方、申し訳ありませんでした!
ここが問題の空間 これだけ置いておけば大丈夫だろう…
続いて12月6日には『DIR EN GREY』とのコラボダンジョンとして「DUM SPIRO SPERO(ドゥム・スピーロウ・スペイロウ)」が実装されました。
「鈍足」「麻痺」「暗闇」「裸」「コンディション低下」など様々な試練が待ち受けていたこのダンジョン。
当時はレベル上げ等で利用された方も多いのではないでしょうか。
さらに12月13日には各職業の特色をより強めるため、「職業特性の実装」と「スキル調整」を行いました。
なんか誰かに似てる…? これが異感アバター


■ 超大型迷宮!「旧地下水路」


そして来る12月21日、ついに旧地下水路ダンジョンを実装しました。
旧作Wizardryでもおなじみの「レッサーデーモン」や「ボーパルバニー」が登場する、計7フロアから構成される超大型迷宮との触れ込みでの登場でしたが、
初めて入った際、「あれ…カリグラ…?」と思った方も多いかもしれません。
実のところ開発順序的には旧地下水路を先に巨大迷宮として開発していて、旧地下水路のマップを利用したバリエーションとして
「カリグラーゼ下水道」「デルティス大蔵室」「アリア川貯水窟」等を作成したのですが、
実装順序が前後したため旧地下水路のほうが寄せ集めに見えてしまったという裏話があったりします。

「ハイドスピア」や今でもおなじみの「睡眠トラップの利用」などなど、一風変わった狩りの方法が編み出されたのもこのあたりの時期でしょうか。
お世話になりました。 恐怖の雷罠!
続いて1月31日には「降偉の祭儀場跡」が実装されました。
新しい武器の種類として「片手斧」と「両手鈍器」が登場した他、
旧地下水路に引き続き宝箱やボスモンスターからの特産品などのトレジャーハント要素の強化がはかられています。

また、2月には季節イベントとして「ショコラティエールの憂鬱」を開催しました。
ショコラティエールの憂鬱と銘打ってあるものの、一番憂鬱なのはロッテさんではないかという話もあり、
この第一回目、そして2013年の第二回目と年々長くなっていくロッテさんの愚痴
はたして2014年は一体どんな長さになってしまうのかが危ぶまれます。
この憂いのある表情。 長いよ…!


■ 今までに狩った草の本数をおぼえているのか!


2月28日にはダンジョン「ロサワルド水没砦」が実装されました。
黄龍の神殿跡以来の屋外遺跡タイプで、水辺や高所などもあり非常に景色がいいダンジョンでしたが、
景色がいい場所の狩り場は今一つ人気がなく・・・皆さんの記憶に残っているのはやはり「プレデタープラント」狩りの日々でしょうか。

非常に出現しづらいがほぼ確実に当たりが入っている宝箱など、後の巨大宝箱システムに繋がるような試み等も行われました。
まさに風光明媚 後の巨大宝箱への布石
そして3月、世界は「ディメントの夜明け」アップデートへと歩んでいきます!


続きは次週!